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中小企業診断士 小川 勝夫
現在は、情報が溢れていて、多くの人がいろいろな話を聞き、
知っている時代となっています。
しかし、聞いても「それは、その時代だから出来たこと」、
「特殊な話」など捉えている人が多いように思います。
良い話を聞いても実行しない人が多いように思います。
例えば、こんな話を聞いたら、皆様方は実行しますか。
<リンゴの木箱>
今から60年前の話です。
当時は果物のリンゴは木箱に入れられて輸送されていました。
大阪の果物屋が青森からリンゴを仕入れましたが、
輸送費も含めた原価で販売しました。当然粗利益はありません。
この果物屋、リンゴを仕入れては販売するのに力を入れていました。
原価販売ですから、人気が出てたくさん売れました。粗利益はありません。
でも、この果物屋は大きく儲けました。
なぜでしょう。
木箱を解体した木材が高く売れたからです。
60年前の経済情勢を知らない人が多いと思いますが、
当時はリンゴよりも木材が喜ばれたのです。
この話を聞いたある機械輸出業者が、
「それなら、わが社と同じだ」と言いました。
その業者、機械を輸出する際、梱包する材料としての木材は、
少々高質なものを利用しました。
結果、輸入業者は現地で木材を売って利益を増やしましたから、
注文をこの業者に限定したそうです。
<自転車の原価販売>
さて、これからが問題です。
皆様方は、「60年前の話だとか、特殊な輸出業者の話だ」と考えてはだめですよ。
大阪のディスカウント業者は、中国から6,000台の自転車を仕入れ、
原価で販売しましたところ、完売したそうです。
で、何で儲けたかと言いますと、原価で販売しましたが、
1台につき1,000円の配送料をもらったのです。
配送は自転車輸入業者に任せました。
1,000円×6,000台ですから、600万円も儲けです。
経費は、注文を取るためのFAX料金と若干の事務手数料です。
どうですか。
今でも同じ話があるのですよ。この手法は誰にでも出来るのではありませんか。
今月も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(まねじめんとサプリ編集長 うだ)
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