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第 55 号 ( 目 次 )

point今月のちょっといい話
point編集後記
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中小企業診断協会兵庫県支部 理事 湯浅 伸一

当職は現在、関係者や先輩診断士のご縁で林業関係、なかでも森林組合の経営支援を行う機会が増えています。林業は衰退産業であるというのが大方の認識です。読者の皆様のほとんどは、林業とは無縁の生活を送られていると思います。なかには「実家が山主」という方がいらっしゃるかもしれませんが、今も山が生活の糧というにはほど遠いのではないでしょうか。そんな林業ですが、今、各方面から大きな関心を集めています。それは、環境保護であったり、山村活性化であったり、新しいエネルギーであったりと、人によって切り口は様々です。しかし、林業という産業自体がそれらの期待に十分応えられていません。なぜこんなことになってしまったのかー。詳しい理由は後述しますが、簡単に言うと、私たちの暮らしが木材というものからあまりにも無縁になってしまったこと、すなわち林業のお客さんがいなくなったことが林業衰退の大きな要因なのです。植える→育てる→収穫する→使う→また植える-というサイクルが途切れかかっているのです。そこで、この拙稿では、「もっと国産材を使って我が国の林業再生を応援しよう」と呼びかけてみたいと思います。

さて、皆さんは飛行機に乗られたときに、空から日本列島を眺めた経験があると思います。そして、そのあふれんばかりの緑に目を奪われることもあるのではないでしょうか。我が国は、国土のおよそ3分の2にあたる2,500万haが森林という、緑豊かな「森林国」です。しかも、無計画な伐採や地球の気候変動により世界の森林率が年々減少するなかにあって、我が国の森林面積はほぼ一定の水準で推移し、その4割を占める人工林を中心に森林の蓄積が増加しています。

この人工林は、私たちの祖父母や父母の世代が戦後、スギやヒノキといった針葉樹を植えて大切に育ててきたものです。そして、今からおよそ10年後には、約6割が住宅の柱などとして利用可能な林齢となります。まさに「保育」から「利用」の時代に入ったのです。そのためには、今、育ちの悪い木を間引いてよりよい木を育てるための間伐等の手入れが必要な状況です。それが我が国の豊かな森林を守ることにつながるのですが、その担い手となる林業が現在危機的な状況にあるのです。

では、なぜ林業はここまで衰退してしまったのか。以下にいくつかの原因や問題点を掲げてみます。

①木材価格の低迷
林業低迷の最大の要因は、木材価格の低迷とそれに伴う採算性の悪化です。平成22年のスギ丸太の価格は11,800円/m3、ヒノキが21,600円/m3となっています。外材は安いと思っている方も多いでしょう。国内で手に入る主な外材である米マツは25,900円/m3、北洋エゾマツ24,000円/m3、北洋カラマツ18,000円/m3です。国産のスギは最も安くなっているのです。径級や産地にもよりますが、かつてスギで4万円、ヒノキで7万円を超す時代があったことを考えると、その低迷ぶりがうかがえます。その結果、林業は採算が取れない産業となり、補助金でなんとか食いつないでいるのが実態です。もちろん、木を伐って売ることによりいくらかの利益を出している事業体はありますが、それとて補助金なしではなかなか経営が成り立たないのが現状です。

②国産材需要の低迷
我が国の木材需要量は、近年8,000万m3の水準で推移していましたが、平成21年は約6,300万m3となっています。新設住宅着工戸数の落ち込み等から製材用材の需要はピーク時の3 分の1 まで減ったほか、紙・板紙生産量の停滞によるパルプ・チップ用材の需要も減少したことが原因として考えられます。一人当たり木材需要量も、ピーク時の昭和48年の半分(0.5m3/人)にまで落ち込んでいます。また、国産材供給量は1,759万m3ですが、輸入材の供給量はそれを大きく上回る4,562万m3もありました。今後、住宅着工戸数や紙・板紙の需要が大幅に増加することは見込めず、現状のまま推移すれば、木材需要量の減少傾向が続くことは確実です。つまり、外材市場を奪っていかなければ、国産材の需要が大きく増えることは期待できないのです。

③山村地域の過疎化・高齢化の進行
①や②の結果でもあるのですが、林業労働力は減少を続けており、木材価格のピークであった昭和55年の17万人から、平成17年には5万人へと3分の1になりました。山の働き手がいなくなっているのです。きつくて危険おまけに収入も多くは期待できない、となればそこに働き手がいなくなるのは当然です。

国もこうした林業の実態を見過ごしておくわけにはいかず、「森林・林業再生プラン」を策定、平成21年末に公表しました。これは、2020年までに木材自給率50%(2009年の自給率は27.8%)とすることを目標に林業・林産業を成長戦略の中に位置付け、森林・林業政策を全面的に見直すもので、現在それに沿った施策が着々と実行されつつあります。

林業再生の主なポイントは、次の3つです。
①木を搬出する際の生産性向上とコストダウン
②流通の合理化
③需要の拡大
これらは既に、官民挙げて様々な施策に取り組み、少しずつではありますが成果を挙げつつあります。さらに再生を加速させるために我々ができることは、少しでも多くの国産材を使い需要を拡大することです。コスト面等で解決すべき課題はたくさんあることは重々承知していますが、以下にいくつかの事例を挙げますので参考にしてみてください。

①木質バイオマスのエネルギー利用
製材工場から出る木くずや間伐して山に放置されたままの木を、チップやペレット(おが粉などを圧縮して小さく固めたもの)をエネルギー源として使うものです。「再生可能エネルギーの全量買取制度」等が整備され追い風が吹いています。企業としては、工場にチップボイラーを導入して燃料を重油から切り替えている事例が増えています。暖房器具としてはペレットストーブもあります。

②住宅への活用
大手住宅メーカーは、国産材の活用にシフトし始めています。我々もできるだけ木造の家を建てる、そうでなくても和室を設けたり内装に国産材を使ったりすることが可能です。また、間伐材等を加工した断熱材も開発されています。

③オフィスビルへの活用
最近は構造材に木を使った低層ビルができています。一般的な鉄筋コンクリートビルでも、内装、階段等にたくさんの木を使った建物が増えています。木の温もりは働く人にとっても大変心地良いものです。また、大手の外食チェーン店やコンビニエンスストアでも木造の店舗ができています。

④間伐材を加工した製品の使用
最近は、国産スギ間伐材を利用したことを謳った割り箸が売られています。また、間伐材を利用したコピー用紙を販売し始めたメーカーもあります。このコピー用紙の売上金の一部(用紙1 ㎏当たり5 円)は森林所有者に還元されているそうです。 以上はあくまで一例です。豊かな日本の森林を守るために、私たちもできることから、少しずつ協力したいものです。

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 今月も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ペットは、動物ではなく、家族の一部のような家庭も少なくないとか。

私は、ワンちゃん派ですが、住宅事情で今はaibo(以前流行ったロボット犬)。子どもの頃は、ワンちゃんを飼っていましたが、血統書付きのポメラニアンを外で飼う・・・という今では考えられない飼い方でした。

時代は変わり・・・
ペット産業には、ペットフード、ペット用品、生体、ペット関連サービス(トリミング、ペットホテル、ペットの調教・訓練、ペット関連の専門学校等)など、様々なものが存在しています。先日大阪で開催されたペット博、その場で生体のディスカウント販売があったり。(「ペットのディスカウント店」というキャッチコピーには抵抗がありましたが。)

9月23日に行ってきました。インテックス大阪の「Pet博2011」。
入場料は1,000円ですが、多くの方が来場されています。
生体は、少し大きくなると、急にディスカウントされますが・・・
ちょっと抵抗があります。
ディスカウントショップのコーナーでは、ディスカウントされているワンちゃんは、触ることができ、店員さんにお願いすると抱っこすることもできます。。。
チワワが1万円です。「買います」と言ってしまいそうになります。
かなりおしゃれ系のグッズもあります。
ペットのファッションショー、さすがです。「ペット」のカテゴリーということでは、ぶたさんもペットですね。
着物をリフォームしたワンちゃんたちも。床がツルツルして歩きにくそうです。会場内には、ペットのためのすべらないフローリングも展示されていたので、使ってあげればよかったのに・・・宣伝になっちゃうからかな。

 

(まねじめんとサプリ編集長 うだ)

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